IoT対応の調光ガラスS世界展開へ、AGC旭硝子、調光完了3分未満で日射熱取得率や可視光透過率を調整可能

AGC旭硝子(東京都千代田区、島村琢哉社長)は8日、IoT対応の調光ガラスシステム『ヘイリオ』・『ヘイリオブラック』を開発したKinestral Technologies(キネストラル・テクノロジー)社と2018年1月に両システムの世界販売を目的として中国・欧州・米国で合弁会社を設立すると発表した。『ヘイリオ』・『ヘイリオブラック』はインターネットでクラウドに接続し使用するシステムで、可視光透過率や日射熱取得率の値をタブレットなどで無段階制御できるほか競合の調光ガラスシステム製品と比べた際のアドバンテージとして、(1)クリアからダークまで変化する調光の完了時間が3分未満と短い(競合製品は約15~20分)(2)調光後の色濃度の均一性が高い(3)濃度の無段階調整後に通電を中止しても当該濃度を維持――などがある。システムの販売ターゲットはビル・住宅分野で、『ヘイリオ』は調整可能な日射熱取得率および可視光透過率といった性能・機能を生かしての省エネ性実現、『ヘイリオブラック』は室内パーティションボードの代替といったTPOに応じた濃淡の実現による意匠性をそれぞれアピールポイントとする意向。生産工場は台湾にあり18年下期に出荷を開始、価格は「将来的にブラインドやシェードと同等価格を目指す」(AGC旭硝子、キネストラル・テクノロジー)――としている。

2017年12月14日付6面から抜粋
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2018年12月25日 住宅産業新聞社 編集部

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